漫画教室*第21回 ガラスの素材感


略画線の見極め

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ひたすら観察

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そのモノが
それらしく見える
原因をつきとめる

どの線が必要で
どの線が不要か

線1本で
形は変わり

1mmの長さでも
雰囲気や見え方は
かわってくる

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ガラスの最大の特徴は
透明で中が見えること

それは譲れない
大前提として

透明に見えるための
ラインを描いて
略画を作成するのは
よしとして

もっとも
ガラスの雰囲気を
醸し出している線とは
どんなものだろう?

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ガラスらしく見える線を
抽出して5つ描いてみた

参考までにとりあえず
線を全部描いてみたのが1

試行錯誤したのが
2〜4

その結果
5を最終決定としました

そのワケわかるかな?

略画1は最初から
決定するつもりなし

ただ、ある線をめいっぱい
描いておくと
あとは消去法なので
簡単です

どこをどれだけ消すと
ガラスっぽい感じが一番でるかを
みていきます

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略画1のガラスで
気になるところは2点

口部分のフタ用の巻き突起物が
輪ゴムかなにか異物が
まきつけてあるように見えることと

底の線の重なりがクドいのと
ガラスの厚みが不均衡に見えること

略画2
口部分の横線の右端を短くし
底の曲線と
左右両端の縦線の重なりを
なくしました

底はいい感じに
なりましたが

口部分は輪ゴムでは
なくなりましたけど
依然違和感はのこっていて

口の部分だけ
素材がちって見える
金属かプラスチック製の輪が
かぶさっているかんじ

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略画3
口部分の横線を
さらに短くしたけど
異物感は解消されず

2よりも厚い
プラスチックのフタに
なってしまいました

底に向かう縦の線も
ためしに短くしてみたけど
違和感が増幅

線がきっちりつながりすぎると
分離してその部分が違う素材に見え
線を短くしすると
ガラスに見えにくくなると判明

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略画4
全体的に
一体感がでたけど

口の部分だけ
今度は陶器のような
不透明感が発生

これは線を省きすぎた
ということなので

モチーフのガラスを見ながら
どの線を活かすか選考した結果

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略画5が完成

毎回の漫画制作でも
たいてい同じ絵を3回
最低2回は描いて

伝えたい内容が
より伝わってくる線を
選んでいます。

ということで
本日の課題は
ガラスです

ダウンロードは
こちらから

ガラス略画作成シート

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*本日の課題作成見本*

1. 白い紙の上にガラス製のコップかビンを置く。     
2. ガラス面の下半分に白い紙が見える位置に移動。    
3. 詳細画を描く。ガラスは透けて向こう側が見えるのと、光
った部分に周囲の風景が映るのでその部分も丁寧に描く。
4. 略画2に色々な線で描いてみる。消したり、二度描きなど
はせず、失敗と思ってもそのままにして、次々と描く。 
5. 一旦休憩。その場をはなれて描いたモノを忘れる。   
6. 15分以上あけた後、新鮮な気持で略画2に描いた絵を眺
めて、最も雰囲気のよいものを選ぶ。おそらく描いていた
ときによいと思ったものとは違うはず。
7. ビンに鉛筆またはコップに箸を入れて略画3に描く。この
ときのビンの線は略画2で選んだパターンで制作。   

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来週は色彩についてです。
おたのしみに

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