パラダイス*第59回 濁色の制作

8月12日 にちようび 晴れ
 

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二次混色による濁った緑

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画材によって
濁り具合が違うので
いろいろやってみるしかない

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デジタルデータは
数字できっちり混色できるけど

ふつうの画材は
色材や紙材によって
濁り具合がちがうので

なかなか
「こうだ!」
とは言いがたい。

デジタルデータも
結局印刷する時に
この問題には直面するので

意図的な色彩表現に

試し描き
試し刷りは
必須かもね

ということで試し塗り

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本日の本番は
緑と黒による
等色相面の制作なので

3社4商品の色鉛筆の中から
あざやかな緑を9本えらび
どんな発色かためし

純色に近い2本と
その緑と同セットの黒を
ためし塗り

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同じメーカーの
タイプの違う色鉛筆四本で
制作することにしました。

クレヨラ
ツイスタブルは
発色はよくないけど
中間調からの薄塗りがなめらか

カラードペンシルは
発色はいいけど
中間調子がムラになる

ということで
高彩度をカラードペンシルで
中〜低彩度をツイスタブルで
彩色することにしました。

まずは緑と黒で
スケールを制作し

ヴィヴィットをめいっぱい着色し
のこりをすべてペールの濃度で緑を着色し

その上から
明清色をのぞいた全領域に
ライトグレイの濃度で黒を着色

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ライトトーンの濃度で
中〜高彩度領域
lt・sf・d・dk
b・s・dpを緑で重ね塗り

ミディアムグレイの濃度で
g・dkg・d・dkを黒で重ねぬり

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ダークグレイの濃度で
dkg・dk・dpに黒を重ね塗り

これでだいたいの
雰囲気ができあがり

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それぞれのトーンの
黒みと緑みの差はできましたが
後から塗りたし調整するために
うすめに着色したので

それぞれのトーンが
それらしい色になるように
全体に色を重ねて
できあがり

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ためし塗りのときから
若干カラーペンシルが
ツイスタブルより黄色が強いのでは
とは思っていたけど

やっぱりってかんじね

ヴィヴィットのみ
カラードペンシル100%で
ゴリゴリやったら

他のトーンにくらべて
やけに黄色っぽい
仕上がりになって
分離しているよ

広い面積塗ると
如実に差がでるわね

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*本日の画材*
コクヨ コピー用紙
clayola Twistable 24
clayola COLOURED PENCIL 24
三菱鉛筆 Colored Pencil
フェリシモ COLOR MUSEUM
ねり消しゴム

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