色相によるドミナント
PCCS(日本色彩研究所)より
とうとう今回より
おまちかねの
配色デザイン技法です
デザインとは設計
美しさとは調和です。
混沌とした
無制限にある色を
必要に応じ
ある規則をもたせて
設計することが
配色デザインです。
今回はそのなかでも
もっとも簡単に
美しく調和のとれる
配色パターン
ドミナントカラー配色です
*
ドミナントカラー
Dominant Color
(主調色)
*
ドミナントとは
「優勢な」とか「支配的な」
という意味で
ドミナントカラーとは
色や質感などに
共通な条件を与えることで
全体的に統一感を与えることです。
多色配色で
統一感やなじみ感をだすときに
つかわれる手法です。
自然の情景でみられる場合だと
夕焼けの風景はオレンジ色の光で
全体がおおわれているので
全体がオレンジがかって見えるとか
靄のかかった冬景色などは
全体に灰みがかって見えるとか
そいう効果を
ドミナント効果といいます。
どちらも味わいがあり
美しい色ですね。
今回は
色相によるドミナントと
トーンによるドミナントを
ご紹介します。
ドミナントカラー配色
(色相ドミナント)
*
同じ色相で
トーンの違う配色です
*
色立体を縦に切り
中央の無彩色ラインで
半分に切断した
等色相面から
選色した配色です
それぞれの配色が
同じ色みですが
明るさや暗さ
濁りの加減で
変化を持たせているのが
はっきりと
見て取れますね
ドミナントトーン配色
(トーンのドミナント)
*
同じトーンで
色相のちがう配色です
*
色立体を横に輪切り
同トーンの色相環から
選色した配色です
それぞれの配色が
色みは色々使ってありますが
明るさや濁り加減の調子は
統一されていることが
わかると思います
実際に配色したら
こんなかんじになります
それぞれに
バランスよく統一と変化があり
心地よい配色として
感じられるのではないでしょうか
このようにデザインとは
何気なく適当にされている
ように見えて
実のところ確実に計算された
法則に基づいて
設計されているものが多いです
特に巷で素晴らしいと
評価されているものは
黄金律に基づいています
*
というところで
早速この法則を使って
イラストや絵付けに限らず
手芸や工作
お洋服の組み合わせ
インテリアのコーディネートなど
色を選べるものならなんでもOK
何か作ってみてくださいね
なにかというものが
特にない
という方のために
配色シートを用意しました。
ダウンロードは
こちらから
↓
ドミナントカラー配色作成シート
*本日の課題作成見本*
1. 中央の円の空欄に使用画材の商品名とメーカー名を記入。
2. 外側の円に色を塗る。
3. 塗った円の内側にある空欄に使用画材の色名を記入。
4. 12色以下のセットでは、ない色があります。
その時には混色して何色と何色を混ぜたか記入。
配色技法
このほかにもいろいろあります。
これから随時ご紹介しますので
おたのしみに
*
添削を受けたい方は
こちらのシートをプリントアウトし
色をつけて郵送
またはメールしてください。
添削サービスについては
こちらから