名刺のデザイン
デザインとは
計画&設計
デザインするに際して
機能性(使いやすさ)と審美性(美しさ)の
絶妙なバランスを提案するのが
デザイナーのお仕事なのですわ
デザインのお仕事とか
デザイナーとか
そういう言葉を聞いて
漠然と
*
おしゃれなモノ
*
と思っている人が
多いのではないかと思いますけど
デザインするにあたって
審美性(美しさ)は
優先順位としては低いこと
わかっているでしょうか?
最も優先されるべきことは
機能性(使いやすさ)であるということ
わかっているでしょうか?
まずは
本日の課題は「名刺」なんですけど
名刺の役割とは何なのでしょう?
その上で機能性と審美性を
考えてみましょう
●名刺の役割とは●
営業ツール
自分のいない時にも自分の代わりになって
自分の仕事やサービスを人に案内すること
●名刺の機能性とは●
個人(会社)情報を正確に伝えること
●名刺の審美性とは●
視覚的に美しいこと
このことを踏まえると
デザイン(設計&計画)手順としては
1.個人(会社)情報がきちんと伝わること。
2.その上に美しいこと。
ということになる
*
当然のことながら
どんなに美しくても
名前が入っていないとなると
名刺とは言い難い
なぜなら
名前を覚えてもらうためのものに
名前が入っていないとなると
使えないから
*
まあこんな
極端なポカをする人は
いないとしても
細かいところでは
重要なことを
踏み外しているケースは
結構ある
*
それは肝心なコト
伝えたいコトが伝わらない
名刺になってしまっているというコト
例えば
お店やお教室がある場合
お店の電話か個人の電話か
その後の仕事の流れの上で
どちらに連絡してもらいたいか
両方ともか?
両方のせた場合
まずはどちらにかけてもらいたいか?
それによってのせる順序や
目立たせ具合などが変わってくる
大きくしたり小さくしたり
色を変えたりと
その状況によって色々変わってくる
情報はあればあるだけ
選択肢が増えていいのではないかというと
そういうわけでもなく
情報は増えれば増えるほど
わかりにくくなり
かえって面倒な作業が増えて
目的を遠回りしてしまうこともある
なにしろ名刺は小さい
その中にぎゅうぎゅうに情報を詰め込んだら
本当にわかりにくい
情報は載せていても
相手の目に止まって
使ってもらえなければ意味がない
つまり
多すぎても少なすぎても
ダメだということ
伝えたいことが
しっかり伝わる
最良でかつ最低の情報量で
わかりやすくなっていること
自分が伝えたい個人情報が
相手にしっかりと伝わり
その相手が名刺の情報を使って
あなたの希望する行動をとってくれる
ここまでの流れが
スムーズにできるように
しっかり計画&設計されることが
とても重要です
*
名刺は
受け取った相手が
それを使うシチュエーションまで考えて
デザインされるもの
その上で
美しく印象的であるもの
となると
結構限られた表現であること
わかっていただけたでしょうか?
*
ということで
作るにあたって
まずは情報の整理が必要
ここがうまく
焦点が絞り込まれていないと
とんでもないものが
出来上がってしまいます
名刺の情報整理
1.基本情報
氏名(会社名、お店名、肩書など)
連絡先(住所、電話番号、メールアドレスなど)
*
2.仕事(サービス)内容
業種(エステサロン、花屋、占い、学習塾、小学校)
職種(理容師、デザイナー、カウンセラー、講師、5年生)
*
3.得意分野
その業種、職種で他店や他者と差別化できる
自分(自社)の得意な項目
美容室:ブライダルエステ、ネイル
フラワー教室:プリザーブドフラワー
占い:四柱推命、算命学、タロット
家庭教師:小学生、中学生、理数系高校生
中学校:図書委員長、野球部、手芸クラブ
*
4.趣味、特技など
仕事以外で使う名刺の場合
今後仲良くお付き合いする際に
知っておいてもらうと嬉しいこと
趣味:山登り、ゲーム、水泳、けん玉
特技:英検4級、ペン字3級、珠算1級
*
1の「基本情報」は必須です
必ず記入してください
お仕事で使う人は
2の「仕事内容」と
3の「仕事の得意分野」を
趣味の交流で使う人は
4の「趣味と特技」
だけでもOKです
ただ、せっかくの機会なので
得意なことを活かして
独自のサービスを考えて
これから提供していく予定
というくらいの感覚で2と3を
創作してみてはいかがでしょうか?
*
情報の整理ができたら
名刺を使うシチュエーションを
考えてください
1.いつ
2.どこで
3.誰が(これは多分自分、たまに代理人)
4.誰に(名刺を渡す人のジャンル、人数)
5.どのように(手渡し、郵送、展示など)
その後その名刺は
その人によって
どのような使われ方をするか?
6.あなたへどうやって連絡をするか?
7.その後期待される効果は何か?
という未来の状況を
想像してください。
*
特に学生さんの場合は
趣味名刺になると思いますが
例えば新学期に初めて顔合わせした時や
部活で遠征に行って初めて出会う人に
自己紹介とともに手作り名刺でもあると
自分を知ってもらう上で
より楽しくわかりやすく
コミュニケーションがとれますね
その状況を想像して
名刺にのせる情報を考えてください
こうして作った名刺を交換しておけば
その場だけでなく別れた後も
自宅からでも連絡が取れますね
さらにその名刺が
可愛らしかったり
カッコ良かったり
面白かったりすると
盛り上がるのではないでしょうか?
こうやって
学校生活での
楽しいツールとしても
名刺は使えますので
ぜひチャレンジしてくださいな。
ということで
本日の課題は
名刺のデザインのための
情報整理です
ダウンロードは
こちらから
↓
名刺のデザイン情報作成シート
*本日の課題作成見本*
1. 左側「名刺で伝えたい内容」1〜4それぞれの項目に記入。
1の基本情報は必須。2〜4は状況に応じて選んでください。
ただ、情報は出せるだけ出して、不要なものを消すほうが的が
絞りやすいので、とりあえずは全部記入してみることをお勧め
します。
2. 右側「名刺の使用シーン」1〜7それぞれの項目に記入。
3. 全部記入したら「名刺の使用シーン」に必要な情報を「名刺で
伝えたい内容」から選ぶ。まず6と7の「どうやって連絡して
くるか」と「期待される効果」に必要な情報に丸をつける。
4. 最後に1〜5「いつ、どこで、だれが、だれに、どのように」
のシチュエーションで不要な情報を消す。
ここまででやっと3分の1
くらいかな?
あと半分以上ある
完成までの道のりは結構長い!
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