ロココ風模様
おおくの模様には意味があり
さらに地域性や流行もある
それを使いこなすために
日々あらゆる模様を収集し
その意味や使い方をしらべ
そして
いざというときには
すぐひきだせるように
整理してストックをしておく
模様辞典などの
本を一冊もっていると便利ですが
最近は
ネットの画像検索で
ほしい模様が
すぐあがってくるので
名前さえ知っていれば
素材収集は簡単です
*
名前を知らなくても
地域や時代を入れて検索すると
それらしいものがあがってきます
若干お門違いの画像も
あがってきますが
そのあたりは
自分のもとめるイメージに
もっとも近いものを
選べばいいだけの話です
*
そして
模様だけでなく
形やデザインも
画像検索で
すべて対応できます
たとえば
ロココ風のドレスを
描きたい場合
「ロココ ドレス」で
画像検索すると
こんなかんじ
この画像では
模様は小さくて見えませんが
シルエットやデザインは
十分つかめますので
この画像をもとに
ドレスの輪郭をスケッチし
「ロココ 模様」で
検索した画像の模様を
ドレスの中に描き込むことで
かなり詳細な
ロココ風ドレスの絵が描けます
*
このやり方で
このヘラ様のイラストを
制作しました
このイラスト制作の注文は
ギリシャ神話の最高神
ゼウスの妻「ヘラ」を
19世紀ネオクラシック調で仕上げる
というものでした。
ですので
19世紀のフランス皇帝
ナポレオンの妻が
イメージに合うと思い
「ジョセフィーヌ」で検索
この絵画のドレスをベースに
ヘラのシンボルである
「孔雀」で検索した羽を
ドレスのなかに描き込みました。
以前は図書館で調べたり
大量の切り抜き写真を
制作用にストックしていたものですが
どんな資料も
ネット検索できるようになり
最近はめっきりつかわなくなったので
押し入れや書棚を占領していた
本やパンフレットを
最近大量処分しました
小学生のころは
どこへ出かけるときも
鉛筆とともに
小さく折り畳んだ裏白の広告を
いつもポケットに携帯して
すてきなドレスを着た人形や
結婚式の写真などを見せてもらったら
その場でスケッチしていたのが
なつかしいです
*
ということで本日の課題は
模様のデザインです
ダウンロードは
こちらから
↓
模様デザイン作成シート
*本日の課題作成見本*
1. 中央の円の空欄に使用画材の商品名とメーカー名を記入。
2. 「吉祥模様」を収集する。「吉祥模様」で画像検索すると
大量にあがってきます。中には吉祥模様ではないものもあ
ると思いますが、そのあたりは上手に選択してください。
3. 選んだ画像をスケッチする。画像とスケッチにはギャップ
があると思います。画像できれいなものと絵にすると映え
るものは違いますので、実際にスケッチしてどんな模様が
絵にしたときに映えそうか考えながら描いてください。
4. 「着物」を収集する。「着物」で画像検索すると、いろん
な着物の画像があがってきます。ここでも絵にすると映え
るものと、そうでないシルエットの種類がありますので、
そのあたりを考えながら。また模様がきれいに入る形と、
そうでない形もありますので、そのあたりもうまく選ぶ。
5. 「吉祥模様」と「着物」で収集した絵を「吉祥模様の着物」
として合体制作する。
ほんとうに
便利なよのなかに
なったものですわ