4月22日 にちようび 晴れ
実は用具が足りなかった
20年以上ぶりなので
すっかり感覚わすれちゃって
刷毛はやっぱり
2本必要だったのですわ
数日前町に出た際に
画材屋で麻紙を購入
いろいろ悩んだあげく
曇肌麻紙
礬砂引き済
3×6版を購入
7000円もした
あいかわらず
和紙はなんて高いんだ!
ハガキサイズ32枚とれるけど
それにしてもハガキ1枚
紙だけで218円って
どれたけ高級なんだ!
*
今回は礬砂引きが
すでにされているものを
購入したので
礬砂引きは省略して
さっそく水張に突入ですわ。
ちなみに礬砂引きとは
にじみ止め処理のことです。
麻紙はそのままでは
絵の具のにじみがひどくて
筆の跡がほとんどのこりません。
そこでふつうは描く前に
にじみ止め加工を
明礬液でするのですが
とりあえず今回はひさしぶりで
自分の配合も忘れているのと
昔やっていた当時から
どんな濃度がいいもんか
実はよくわからなかったので
一般的なものや
市販のものがどんなもんか
ためしてみたかったので
ちょうどいいかなと思い
一般基準の濃度で
礬砂引き処理までされている麻紙を
購入しましたました。
まずは紙を必要なサイズに切り
パネルのサイズにあわせて
折込みの型をつけ
ひっくりかえして
水塗り準備完了
紙が裏表にして
まいてあったので
こんなに曲がっていますけど
刷毛で水を塗ると
このとおり
伸びてシナシナですわ。
紙が水をしっかり含んだら表にして
中心から外へ向かって
空気をぬきながら
パネルにそわせて紙をのばすんですけど
このとき紙をよごさないために
乾いた刷毛で空気ヌキするのだけど
刷毛が1本しかなかったので
白いハンカチで代用しました。
今回は礬砂引きしないから
刷毛は1本でだいじょうぶかと思っていたけど
やっぱり2本いるもんだった。
まったくもって
ブランクあると
感覚にぶるわね。
用具の基本として
礬砂引き用と彩色用に
刷毛は常時2本必要です。
サイドにはみ出た紙に
のりをつけてパネルに貼ったら
できあがり
*
礬砂引きや
水張とか
描くまでの作業が
とてつもなく長いけど
この面倒くささがたまらなくいいなと
とても幸せな
気持になりましたわ。
パソコン作業で
ファーストフードみたいに
はやくできるも
それなりに素晴しいことだと思いますけど
やっぱり作品は
時間をかけてじっくりと
手でつくりたいものですわね。
*本日の画材*
麻紙
パネル
はさみ
スチール定規
刷毛(2本)
筆洗
キエフのり