3月18日 にちようび 晴れ
影つけは
デッサンの基本中の基本
だから
簡単といえば簡単
本当は超奥深いけどね
先日のこと
「影のつけ方がわかりません」
という質問がありました。
究極は
「そんなもん見ればわかる」
なのですけど
自然の状態では
いろんな色と形が邪魔して
影がどんなふうについているか
わかりにくいのが実情。
ということで
白いものを観察して
影がどんなふうにできているか見る。
美大受験のために
石膏像でデッサンを練習するのは
こういう理由ですな。
これでも
むずかしいという場合は
モデルをボールや箱などの
単純な形のものにして観察するとよいです。
まあこんな感じですか。
そして目的が受験なら
これで鉛筆デッサンをするところだけど
とりあえず漫画を描くのにということで
ペンでざくっと描きます。
この場合の
陰の付け方のパターンとしては
ざっくりこの3種類
地面にできる影も描く場合は
こんなかんじかな?
どこまでリアルに描くかは
お好みで無限大に
パターンはあるとは思いますけど
究極に単純化した
デフォルメ状態では
こんなモンだと思いますわ。
そして陰影は
光源がどこにあるかで
できる場所がかわるので
これも把握しておきたいところ。
まあつまり
光りが当たっている裏側に
影ができるっていう
超あたりまえのことですわ。
でも実際のところ
写真を見てもらったらわかるけど
光は回り込みや反射があるので
漫画のような単純な影のでき方は
しないのだけどね。
だから
ぱっと見ためで
一番暗くなっているところだけに
影をつけたらいいのですわ。
最後にもうひとつ。
実は目は錯覚というもんがある。
そのせいで見えにくかったり
だまされたりするので
どこが暗くなっているか
わからないと思ったら
うすら目で見たり
片目を閉じて見て
暗くなっている場所を
つきとめてみてくださいな。
*本日の画材*
マルマン Sketch Book
竹尾 アラベール ナチュラル
パイロット PRERA F細字
パイロット iroshizuku yama-guri
コピック sketch E42 E44 YG93 BG96