漫画教室*第60回 宝石を描く

宝石らしさを考える

ブリリアンカットのダイヤモンド
イミテーション

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宝石とは光反射をする磨かれた石
ダイヤモンドは透明で
特有の幾何学立体にカットされている物体

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金属の表現と同様に
どうやったらそれらしくなりますか?
という質問が多いものの一つに
宝石があります

代表的なものが
ダイヤモンド

しかしこれも
基礎表現はすでに学習しました
基礎立体と素材感です

課題3
基本立体
(立方体、円柱、円錐、球)
の特徴を捉える

課題21
ガラスの素材感
(透明な素材)
の特徴を捉える

この2点に
全ての表現のポイントが
含まれています

ですのでこの上に
さらにスキルアップとなると

毎度のことですが
やっぱり現物を見て描く
という課題に行き着きます

しかし宝石となると
そんな高価な物
現物なんて持ってないし
ということになると思いますが

おもちゃで十分です
おもちゃの宝石を
スケッチしましょう!

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ここで「おもちゃ」といっても
ピンからキリまであります

できればキリではなく
ピンの「おもちゃ」を
ご用意ください

参考までに
わたくしのオススメモデル
ランキングをご紹介

 

イミテーションジュエリー
(シニア向け)

できるだけ石の大きいブローチや
指輪がおすすめ
石の直径は5mmは欲しい
理想は1cm以上

ピアスなどは石が小さいものが多く
観察が難しい

 

ファンシージュエリー
(ジュニア向け)

プラスチック製でしょうが
宝石にかなり似せて作ってあるので
これでもまあ、それなりの特徴はつかめる

創作用ビーズパーツが結構オススメ
スワロフスキーなどは
ガラスでしょうが宝石に見えますし
大きめパーツが安く簡単に手に入ります

 

パワーストーン
(お守り石)

できれば人工カットされたもので
しっかりと研磨されたもの

自然形ではただの石になってしまうので
また磨きが甘いものや原石は
光反射が少ないので
宝石らしさを表現するのが難しい

 

玩具ジュエリー
(幼児向け)

プラスチック感満載ですが
モチーフが大きいので観察はしやすい

ただ観察がうまくいくと
プラスチック感が出るので
できれば3までの選択肢で
チャレンジして欲しい

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ということで
本日の課題は
宝石スケッチです

ダウンロードは
こちらから

宝石のスケッチ作成シート

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*本日の課題作成見本*

1. 白い紙の上に宝石(おもちゃで可)を置く。    
2. 左上の空欄に使用画材の商品名とメーカー名を記入。
3. 「鉛筆」欄に鉛筆(単色)でスケッチして下さい。石
  は硬いのでいつもの柔らかい鉛筆の他に固めの鉛筆 
  (HB〜4Hくらいがおすすめ)を用意すると良いで 
  しょう。                    
4. 「彩色」欄のフルカラーで(画材自由)スケッチして
  下さい。失敗したと思ったら、途中で投げてもOK。
  色や画材をどんどん変えて思いつく限りのいろんなパ
  ターンで描いてみる。              
5. 描いた宝石に番号をつけ、「鉛筆」「彩色」欄からそれ
  ぞれうまくいったと思うものを1つずつ選び、感想欄
  に記入する。                  

スケッチしていたら
急に光反射が大きくなって
こんなことに!!

驚いたのもつかの間
1分も経たないうちに
もとの反射率に

ほんのわずかの角度でも
こんなに反射が違うなんて
神秘的ですね

夕刻の一瞬でした

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