登場人物61*エウロペ

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ギリシア神話の登場人物紹介
人間シリーズ
フェニキア王アゲーノールとテーレパッサの娘
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エウロペ
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 フェニキアの古代都市テュロスの王女として生まれたエウロペは美しく成長しました。あるとき彼女を見たゼウスは一目で恋をしてしまい、彼女を誘惑するために、それはそれは美しくて愛らしい白い牛に変身して、エウロペが侍女と花を摘んでいるときに近づきました。白い牛を見つけたエウロペはその愛らしさに、ついついその背にまたがってしまいました。すると白い牡牛は海を渡ってエウロペをあっという間にクレタ島へと連れ去ってしまいました。そこでゼウスは本来の姿にもどり、エウロペと愛し合ったのでした。
 エウロペが海を渡った西の地域は彼女の名前から「ヨーロッパ」 (Europa) と呼ばれるようになったのでした。

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ギリシャ神話をあまりよく知らなかった若い頃のこと。実際のところ、牛ってそんなに可愛くないのに、古典洋画の鑑賞をしていると、とても可愛らしい牛に遭遇することが何度かあって、(その可愛らしさと言ったらハンパではない)不思議だったのですけど、こういうことだったのですわ。

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masausa美術ヒント集 西洋美術の古典題材
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